その男、水破の如く
□朝の道で
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再会と初めまして
〜散歩と闇鷹〜
ツナヨシの家で朝を迎えたオレ。
学校に行ったツナヨシの後を追うように散歩に出かけたが…
なにやらむさい集団が道を塞いでいた。
ん!美しくないな!
「あー?通れねっつの」
よくよく見てみると集団の中心には1人の少年がいる。
彼に向かって何か言っているようだ。
「今日こそは覚悟しろよ!?」
「いくらお前が強ぇからってこの人数には適わないだろ!」
リンチってやつ?
思わず失笑しつつも集団に近づいていく。
「…あ、お前ら…?」
「っ!?テメェ昨日の…!!」
「懲りねぇんだなι」
集団の中には見たことのある顔が。
それは昨日気絶させた3人組だった。(むさ苦しいが高校生だったようだ)
「ったく、学校には行かねぇのか?」
「あ゙!?」
「お前ら顔がアレなんだからせめて頭の方はどうにかしろよ。宇宙人どころか虫になるぜ?」
「む、虫…っ?」
「虫の中でもアレだ。テントウ虫だ」
「え゙」