04/15の日記
19:32
シュークリーム
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食べ物で遊んじゃいけません
ちょっと、買いすぎたかな。
目の前に残っているシュークリームは、あと三個。
六個パックに、一つオマケがついてお買得!なんて言葉に負けて買ってしまったものの、早くも胸いっぱいになってきた。
どうやら獄寺も同じのようで、三個めをうんざりした顔で手に取った。俺はと言えば二個めの途中で手が止まっている。
「…一気に食えるわけねえだろ」
「でも獄寺だって最初は喜んでたじゃん」
食べる前は目をキラキラさせていたくせに。でも獄寺は俺より一つ多く食べているので文句は言えない。
「あと二個、明日にまわそうか」
「おお…、って、てめえ今日泊まるつもりかよ」
「うん」
「…俺の予定おかまいなしだな」
だって親父にはもう言ってあるし。獄寺だってぶつくさ言いながらも予定をあけてくれるし。
とりあえず手に持ってるシュークリームを片付けようと頬張る。
かぶ、とかぶりついたところで、
べちゃ。
獄寺が手を出して、シュークリームを俺の顔に押し付けた。
口とか鼻とかにクリームがべったりと付く。
「…ごくれら」
「ばーか」
ひひ、と意地悪く笑う獄寺の手もクリームだらけ。
腹が立つからあの手に付いてるクリームを全部舐めとってやろうか、なんて思ったら。
獄寺が、これ見よがしにべろっとその手を舐めた。
これは、押し倒していいってことなのかな。
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