06/22の日記
16:45
山獄とアニマルズ
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2424日常編…山本のアニマル名前披露祝い
ていうかアニマルに囲まれる山獄が書きたかっただけ
ふうー、と息を吐きながら家のドアを開ける。今日はえらく仕事が積んでいて疲れた。
珍しいことに、いつも山本より遅いはずの獄寺が「先に帰ってる」というメールを寄越すほど。
「ばうっ!!」
「にょおん」
「おわ!?」
ドアを開けるなり、物凄い勢いで飛びつかれた。
尻餅をつくと、胸の当たりに貼り付いた次郎と瓜に顔を舐められる。ぴよぴよと鳴きながら小次郎が山本の頭に止まった。
「お出迎えサンキュなー」
頭を撫でてやると、嬉しげに胸の二匹は喉を鳴らした。ついでに次郎は山本の頭に甘噛みする。
「…お前、いい加減しつけろよ」
次郎に噛み癖が付くだろう、という声に顔を上げると、笑いを噛み殺す獄寺が立っていた。次郎が山本の頭を噛むのはいつものことだ。
山本が立ち上がると、2匹は足元にじゃれついてくる。しかし中に入るからごめんな、と言うと素直に離してくれた。瓜は獄寺の肩にジャンプして飛び乗る。
山本が靴を脱ぐと次郎と小次郎も邪魔はせず、獄寺の手招きに従ってリビングに入っていった。
「でも今日は皆、熱烈なお出迎えなのな」
いつもはあんなタックルはしてこないのだが。
「お前が俺より遅いなんて珍しいから、心配したんだろ」
そわそわしてたぜと笑い、獄寺は「なあ?」と次郎の首筋を撫で、小次郎の羽根に口付ける。次郎は気持ち良さそうに喉を鳴らし、小次郎はピイ、と鳴いた。
それを見て嫉妬したらしい瓜が獄寺の頬を舐める。
なんだか物凄く贅沢な光景だな、と山本は頬が緩みそうだった。
「メシ、食おうぜ。腹減った」
「え、待っててくれたの?」
「まあな。こいつらには食わせたんだけど、俺はまだ。ケータリングで頼んだけどいいか」
もちろんと頷き、テーブルに座る。
ソファの上でじゃれ合う2匹と1羽を眺めて、微笑む。獄寺を見ると、頬杖をついて同じように微笑みを浮かべていた。
気付いた獄寺が、山本を見る。
「親バカ」
「どっちが」
うるせえよと悪態を吐く獄寺は、ビールの缶を一気に飲み干した。
次郎の甘噛みは衝撃的でした…w
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