poem
□空
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あの空が落ちてきて
全て飲み込んでしまえば
悲しみも憎しみも消える
出会うことも無かった
けれど目の前には澄み渡る青
眩しい程明るい
心は沈んでいるのに
辛いのに
音も無く崩れる世界を
気付かないふり
通り過ぎて行く
全てを何かのせいにして
自分だけ許してた
切ない程に愛してたのに
なんで
叫べば届くの?
君に
空が声を包む
あぁまた 遠ざかる
あの空が落ちてきて
全て飲み込んでしまえば
悲しみも憎しみも消える
出会うことも無かった
けれど目の前には青
眩しい光
心とは裏腹に
-end-