*short*

□赤い糸をプレゼント
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昼休み

今俺の後ろの席で人形をもくもくと作っている女の子がいる
俺はその子に密かな恋心をいだいている


「ねーそれ猫?」

「うん!そうだよー部活の課題みたいなものなの。仲沢くん猫すき?」

「ん〜好きだけど、どっちかっていったら犬が好きかな!」

「あ〜仲沢くん犬っぽいよね!」

「えー!?どーいうそれ意味!」

「そのままの意味だよ〜」
そう言いながらクスクス笑ってる

俺とはなしながらでも手をとめないのか…すごいなぁ前から思ってたけどすっごく器用

まぁ針と糸でちまちまとぬいぐるみ縫える人が器用じゃないわけないよね

「ねーねー出来上がるまで見てていい??」

「いいけど暇でしょー?見てるだけなんて」

「ううん、案外楽しい」

「そう?ならいいけど」

どうやってあの形に縫えるのか…人間技じゃないよ!!
それとも俺が不器用なだけ?!
まぁたしかにボタンとれた時でさえお母さんにやってもらってるもんな俺



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