*short*

□ハイチーズ!
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部活、部活、部活。

汗にまみれる毎日にさした希望の光は、ショボいことに職員会議というなんとも日常的なものだった。

まぁ、つまりは。


部活が休みになったわけで。


放課後オフってのは本当にどれくらいだろうか。

弾む足は落ち着きなんか知らずにたまの休日への期待を語っている。


HR終了を知らせる教師の声にあわせて軽く頭をさげて、見知った部活仲間達は廊下へと飛び出した。


愛しい人からのメールを開きながらにやける奴もいれば、さぁ寝るぞと変に意気込んでる奴。
さらにはこの隙にライバルを追い越そうと自主トレに励む奴なんかも。

行き先は違えどあまりのはりきりに、過酷な部活生活を実感した。



俺も例外なく足を早める。

昼休み鳴り響いた携帯は先輩からのお誘いを知らせ、まぁ特に予定のなかったおれはそれに了解の意を示した。

下駄箱へと近付けば聞き慣れた声がざわざわと玄関で響いて、その独特な反響音にもう皆集まっていることを確認。

あ、ちょっと行きたくない。

失礼なことを考えながら近付いて一礼。
おせーよ、なんていいながら頭をぐしゃぐしゃとかきまぜてくる本サンに「すみません、HR長引いたんスよ」とか返して。

後ろで笑っていた山サンと慎吾サンにも軽く謝って、ヘラヘラしてる利央はスルーした。


「準サンなんで俺だけ無視なのォ?!」

「後輩だから」

「オーボーだ!」

「横暴な」

何人だお前。
国外なのはその容姿だけにしろ。
(別にひがんでいるワケじゃない)



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