†読みきり小説†

□☆夢の中でこんにちは☆
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高校1年生の裕二くんは、素直で優しくてとてもいい子。父子家庭の裕二くんは家事一切をこなします。その上、動物も可愛がるまさに『天使』の様な男の子。

ある日、そんな裕二の元に神様のお使いの妖精が降りてきました。
「いつもいい子の裕二くん、神様が君の願いをひとつだけ叶えてあげると言っている。何なりと申してみなさい。」
「えっ、本当!?嬉しいなぁ!けど何にしようかなぁ…」
たったひとつと言われ、裕二はあれこれ考えます
(えっとぉ…犬飼いたいし、鳥も飼いたいし…あっ、欲しい本もあるし…)
あれこれ考える裕二。しかし一番の望みである
『男らしくなりたい』
を、裕二は舞い上がってすっかり忘れていました。そして揚句の果てに
「俺、浩二がどんな夢見てるのか知りたい!」
と、超くだらない願いを言ってしまったのです。
「裕二や、本当にその願いでいいのですか?変更は出来ませんよ。」
「うん、それでいいよ!浩二、いったいどんな夢を見てんのかなぁ…楽しみだなぁ!」
裕二はくだらない願いに胸踊らせます。
「分かりました。では今からその人の夢の中に…えいっ!」
妖精がスティックを一振りした途端、裕二は夢の世界へ…。
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