†秘密遊戯†

□玩具調教
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「あの…浩二は?」
「あぁ、今日は遅刻してくるんだってさ…じゃあそれ、確かに渡したから。」
そう言うと和則は自分の席に戻り、俊と雑談をはじめる。俊はチラッと裕二を見たが、すぐ視線を反らせると、和則と話し始めた。
裕二は椅子に腰を降ろすと、封筒の中身を取り出す。紙を広げると、綺麗な文字が並んでいた。裕二はそれに目を通す。
『用があって遅れる。俺がいないからって他の奴らに色目使うんじゃねえぞ…淫乱裕ちゃん!』
裕二は紙をグシャっと丸めると、机の中にしまい込んだ。下唇を噛み、フルフルと震える。自分は淫乱なんかじゃないと、裕二は心の中で叫んだ。
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