■メモ小説1■

□待ち合わせ
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「せんせー、こんなところでサボってていーんですかーっ」
「うわああぁあっ」

突然の声に黒い外套姿の望がひっくり返りそうになった。

「みっ命兄さんっなぜそこにっ」
目を白黒させてあわてる望に、命は耐えきれなくて笑いだした。

「あーはっはっはっ。の、望の今の顔っくっふふふ」
望の顔が赤くなる。
「笑いすぎです!」
「あーあはは。いや、悪い悪い。」
「もぅっ」
望がムーッとふくれていると、笑いすぎて肩で息をしていた命が袋を差し出した。

「…何ですか?」
「プリン。お詫びにやるよ。」
「プリンですか♪」
プリンと聞いて望が思わず笑顔になった。
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