詩歌い

□浸食
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君は暗い場所が
嫌いですか?
私は君が嫌う程
そこを好みます

それは決して
嫌がらせではなく
君に棲む私だからなのです

君の綺麗な涙を
笑顔で眺めています


恐ろしいモノを見る目で
私を見つめる
可愛らしい君の
心を撫でます

背中に耳を
ピタリとつけて
君の鼓動を
そっと抱き締めます

君と私は今も
紙一重の位置にいます


君は今でも私を
嫌悪しています
鏡に目を背けて
見ないフリをします

それでもいつも私は
君を愛しく思います

いつまでも
君と一緒です

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