とれじゃーぼっくす
□ ・なのっち様より・
『幸せが来た日…』西園寺雅季
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「紫…入るよ?」
「あっ、雅季くん…。ふふっ。見て?こんなに小さいの、赤ちゃんて。」
「あぁ。赤ちゃんだしね…。」
「あっ、もう!またそんな事言うんだから。」
「はぁ。またすぐに怒る…。赤ちゃんビックリしちゃうよ?それに…身体にも良くない。」
「う…ん。そうだね、ごめん。」
「謝らないでよ。怒って言った訳じゃないから。」
「でも本当にちっちゃいでしょ?可愛くて仕方がないね。」
「あぁ。本当に、可愛らしい。ん?紫…眠い?」
「うん。少しだけね。雅季くんいるし…少し寝かせてもらうね。」
「ゆっくり休みなよ。君は頑張ったからね…本当に。紫、お休み。」
「うん…。」
あっ!
言いたい事が…
「ゆか……」
もう…寝ちゃったか…
無邪気な顔して…
大仕事した後なのに
紫…
僕の子供を産んでくれてありがとう
偶然かもしれないけれど、今日は君の誕生日でもあるんだよ?
きっと忘れてるよね…
君の事だから
紫が生まれた素晴らしい日であるのに更に君は僕に幸せを運んで来てくれて
君はどれだけ僕を幸せにするつもり?
眠りから覚めたらまず
「お誕生日おめでとう」と言わせて?
次に愛する娘が生まれた事への感謝の言葉
そして最後にキスをさせて?
僕を幸せにしてくれた感謝の気持ちと愛を込めて…
fin