バカとテストと召喚獣
□バカと屋上と葛藤する男
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ある良いお天気の昼休み。
「はあ……はあ……あいつも、ここまでは……」
彼、坂本雄二は大変疲労した様子で屋上へとたどり着いた。
どうやら彼は、誰かに追いかけられているようだが……
「翔子の奴……どこまで、追って来る気だ……」
どうやら彼女との仲睦ましい追いかけっこの最中のようだ。
「どこが仲睦ましいだ……」
話しかけないでよ。僕作者なんだから。
……っと屋上にもう一人居た。
「スー……スー……」
そこに居たのは学園一のバカと名高い吉井明久君だった。
「ん……誰が……バカだぁ……」
おっと、寝言でも鋭い奴だ。バカなのに。
「……」
おーっと、ここで坂本君ムラムラ来ているー!
「解説すんな大声出すな」
そうか、明久君の寝顔をそんなに見たいのか
「テメェ黙ってろ。(半分は)翔子が来るだろうが」
うん、わかったよ
っと明久君寝言を言った。
「ん……姉さん……やめて……それだけは……」
「こいつ、実の姉に何されてんだ……」