09/14の日記

17:07
少年と江戸川乱歩、或は稲垣足歩
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人は必ず大人になってしまうものです。「大人になりたくない」なんて言っていられない。

大体夢を求めるのに、海外児童ファンタジーで10冊前後のシリーズになっているようなものを対象にするなんて、なんてありきたりで俗っぽいんだろう。それを読んで、「いつまでも少年でいたい」とか言っているのは正直気持ち悪い。

どーせ読むなら、江戸川乱歩の少年探偵団モノとか、稲垣足穂の『一千一夜物語』みたいなナンセンスで幾何学的で大正っぽいやつ読んだ方が、絶対に良い。

そんな人が身近にいたらいいのにね。まあ、めったにいないだろうけど。

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16:50
正統派耽美!
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この前古本屋に行って二冊買ってきました。


谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』

エドガー・アラン・ポー『黒猫・黄金虫』


ワイルドの『サロメ』って知ってます?
あれの世紀末の匂いがすごくしているビアズリーの挿絵。
その絵柄と大正ロマン風(浪漫派の雑誌、『明星』とか『スバル』の挿絵って言うと分かりやすいかも)を足して2で割った感じの挿絵が入っていてすごく素敵なの。

舞台は中国、清の時代なのも良い。

谷崎は耽美派って良く言われているけど、どれが一番その要素が強いか、まだ調べていないからそんなに読んでいない…。三島由紀夫もそう。ちなみに初めての三島は『若きサムライのために』でした。

そろそろ海外文学にも手を出さなきゃなあ。
『さかしま』とか読みたいな。

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