TENIS

□ーgood byeー〜また逢う日まで〜
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ー出逢いは突然に…
そして、別れも突然に…


「アメリカに行く?」
「うん、もっと上に行きたいし」

ある日、リョーマはアメリカへ行く事を顧問であるスミレに伝える。

驚くスミレとは対照的に冷静に返すリョーマ。
「もう親父達とも話し合って決めた事だし」
「…そうか…お前ならきっとまだまだ上に行ける。あっちでも頑張るんだよ」
「言われなくても頑張るけど」





「…おい、今の聞いたか?」
「確かにアメリカにって…」
「リョーマ君…」

偶然、職員室の近くを通りかかり話を聞いた1年生トリオの堀尾、カチロー、カツオは顔を見合せる…


そしてーー


「ええっ??リョーマ様がアメリカに??それ、本当に?」
早速、聞いた話を桜乃と朋香に教えたのだ。

ーリョーマ君…ー

「そっか〜流石、リョーマ様♪今度は世界を目指すのね!…桜乃?」

俯き元気のない桜乃に気付き朋香は心配そうに尋ねる。

「どうしたの?浮かない顔ね。」
「…あ、うん…リョーマ君…また遠い人になっちゃうんだなって思ったら…」
「桜乃の気持ち解るわよ…でもどんなに遠くに行ってもリョーマ様はリョーマ様よ。応援しよ」
「…うん…そだね。一生逢えない訳じゃないもんねー…」

ー寂しいなんて言えないよね…リョーマ君は1人、アメリカに行くんだもの…
強くなるために…


ーだから私も…
よしっ!練習もっと頑張ろう!!
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