恋人未満@
□名探偵誘拐事件!?
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とある午後の休日、哀は公園に犬のコナンと散歩に来ていた。
「いい天気ねー」
「灰原さーん」
呼ばれ振り向くと歩美、元太、光彦の姿があった。
「わあっー可愛い犬♪」
歩美は犬を撫でる。
「灰原さん。犬飼ってましたけ?」
「江戸川君がクリスマスにくれたのよ」
「コナン君が?」
「ええ、そうよ。ねっコナン♪」
犬のコナンに優しく笑いかける哀。
「「「コナン?」」」
3人は声を揃え叫ぶ。
「そのワンちゃん、コナンって名前なの?」
「ええっそうよ」
「でも何で?灰原さん…やっぱりコナン君の事ー」
「えっ?」
「コナン君の事が好きだからコナンって名前つけたんでしょ?」
「くすっ違うわよ」
「えっ?じゃあ何でコナンなの?」
「彼をからかうためよ♪ねっーコナン♪」
「からかう?」
「ええっ彼をからかって遊ぶの楽しいからね♪」
「あのー灰原さん。ひとつ聞いてもいいですか?」
光彦が遠慮がちに問う。
「何?」
「灰原さんてよくコナン君をからかってますが何かコナン君の弱味握ってたりするんですか?」
「えっ?弱味?」
「だってよーコナンはオメェにだけは逆らえないって感じじゃん」
「何か弱味を握ってるのなら僕達にも教えて下さい」
「一体どんな弱味握ってるの?教えて!」
「俺達だってアイツをまいらせてみてーんだよ」
「私、別に弱味なんか握ってないわよ。」
「でも灰原さんぐらいですよ?コナン君からかえるのて・・・それに以前コナン君、僕に灰原さんは手に負えねーとも言ってましたし・・・」
「・・・手に負えない?彼そんな事言ったのね」
「えっ?まあ・・」
一瞬殺気を感じる光彦。
「そんなに彼の弱味知りたいの?」
「もちろん!!」
「弱点てのはあるけど・・・」
「何?何なの?」
「教えて下さい!!」
「何なんだよ?コナンの弱点は!!」
哀は3人の迫力に驚く。
「・・・音楽ね」
「それは知ってますよコナン君超音痴ですからね」
「それだけだとどうにもならねーんだよ」
「私達の方がまいちゃうもんね」
「まあ確かに彼の音痴はすごいわね」
「他にないのかよ?」
「そうねー嫌いなものなら知ってるけど」
「嫌いなもの?何?」