9周年記念小説
□それは反則
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それはいつもの放課後、SOS団の部室で起こった小さな事件ー?だった・・
「朝比奈さん、お茶のおかわり頂いていいですか?」
「あっはい。どうぞ」
「朝比奈さん、そこの雑誌取ってもらっていいですか?」
「あっはい。どうぞ」
「・・・朝比奈さん・・・キスしていいですか?」
「あっはい、どうぞ・・・・え?」
カタン。
古泉は椅子から静かに立ち上がるとみくるに近づく。
「キスしていいんですよね♪」
「えっ、えええええ〜〜〜〜///ちょっと待ってください〜〜」
「いいですよって言ったじゃないですか」
「そ、それは////つい・・・」
みくるが困惑するのを無視し古泉はみくるにキスしようとするーー・・・
「ちょおっと待て!!古泉、この野郎!部室で何しやがるんだ!!」
慌ててキョンが制止に入る。
「あれ?居たんですか?キョン君」
「居たじゃねぇ!ずっと居た!長門もな!部活中だろ今!」
ふと窓際を見ると我関せずと本を読んでる長門の姿。
「おや、すっかり忘れてました」
ワザとらしくすっとぼけて見せる古泉にキョンの怒りが増す。
「わざとだろうお前は!!」
キョンが古泉に詰め寄ろうと近づくがー・・
ーガラッ!
勢いよく部室の戸が開きハルヒがキョンの元へと近づき開口一番、叫ぶ。
「キョン!行くわよ!」
「行くってどこに・・・」
「面白い情報ゲットしたのよ!調査よ!」
グイグイとキョンの腕を引っ張り連れ出して行く。
嵐が去ったように静かになる部室。
「さて、邪魔者も消えた事だし続きしましょうか・・・朝比奈さん・・・」
妖艶な瞳でみくるを見つめ顔を近付けていく…
「ええええ・・・だ、駄目です!長門さんも居て・・・」
「彼女なら気を利かせて出て行ったみたいですよ♪さぁいいですよね・・」
「ふぇ〜〜〜////反則ですぅ〜〜〜///」
「もう遅いですよVv朝比奈さん・・・」
不適な笑みと供にキスを何度も落とす・・・
ーEND−