MOON

□soft heart like melting sugar
1ページ/5ページ


『♪〜君はいつも輝いてた笑顔ひとつ小さな星…大切にしていたよ…』

テレビから流れるスリーライツの歌をうさぎは宿題をしながら聞いていた。
「スリーライツの歌ていいよね〜癒されるわ〜」
うっとりしながら言う。
「はいはい、そうね。でも宿題、早く済ませなさいよ!」
「もうっ何でこう毎日宿題ばかりなのよぉ〜〜……」
嘆きつつ、うさぎはテレビ画面に目を向ける。


「………」
無言にテレビ画面をじっと見つめる…
「こらっ!手を早く動かす!」
ルナに言われビクッとなり…
「分かってるわよ〜口うるさいんだから〜ルナは〜」
渋々言いながらも宿題を進めていく。





翌朝…いつものように学校へ向かう。
「よっ!お団子。朝から俺に逢えて嬉しいだろ?」
星野が声を掛けてくる。
「ふんっ!朝からアンタの顔見て最悪よ!!」
相変わらずの口喧嘩を始める2人…


「おはよう、うさぎ♪」
「おはようございます。月野さん」
夜天、大気の2人がうさぎに挨拶をする。
「あっ♪おはよ〜夜天君♪大気さん♪朝からスリーライツの"2人"に逢えて嬉しいな♪」
"2人"だけを強調して言う、うさぎに星野は…
「何で俺と態度が違うんだよ…まっ好きな奴程、そっけない態度を取るもんだからな〜素直じゃないよな、お団子は」
「…////ふんっ……星野なんか、ほっといて行こ!遅刻しちゃう。夜天君、大気さん」
「そうそうガキぽいんだから星野は…」
「月野さん宿題はちゃんとして来ましたか?」
星野を無視し歩き始める3人…


「お前ら…」
星野はむっとしつつ3人に追いつく。
「宿題ですか?昨日、ちゃんとしましたよ〜♪ほら…」
カバンを開けゴソゴソと探る…
「あれぇ〜なぁい〜どしてぇ〜」
「本当はしてないんだろ?それをやったと思い込みボケてんんじゃねぇの?」
意地悪ぽく言う星野にうさぎは反論する。
「そんな事ないもん!!ちゃんと昨日したんだから!」


「うさぎちゃん」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ