MOON

□優しい光
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ある午後の昼下がり……
誰も居ない静かな裏庭の木陰で夜天はウトウトとしていた…
ふと、遠くに見覚えのある後ろ姿を発見し、ゆっくりと体を起こす…
「…うさぎ?」
後ろ姿だけでも分かる…長い金髪のお団子頭の女の子…
「こんな場所に呼び出して話てなぁに?」


……呼び出しで話…告白しかないだろう…
でも鈍感な彼女はそういの気付かないだろうな…


なんて事を思いながら彼女を呼び出した相手を見つける…
「…女?…告白ではなさそうだな…」
夜天はそっと物陰から覗く。


彼女を呼び出した子はゆっくりと口を開く。
「ねぇアナタて星野君と付き合ってるの?」
厳しい口調で睨みつけ言う。
「星野とは…その……/////…分からないよ……」



…まだまだ2人は微妙な関係…
だから、はっきりと付き合ってるなんて言えないのだ…
実際、星野がうさぎを好きなのは事実…
うさぎも星野に惹かれてるのは確かだが……





「……付き合ってもないなら星野君の周りをうろちょろしないで!目障りなのよ!
星野君だけじゃないわ!夜天君や大気さんとも馴れ馴れしくしてムカつくのよ!
ちょっと仲がいいからて、いい気になってんじゃないの?アナタみたいな子が近くに居たら…!!!」
突然、驚き口ごもる…


うさぎは不思議そうにする…
「どうし…」
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