お題小説

□ごめんなさい。
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阿笠邸ー
志保はパソコンに向かってると、ふと背後に気配を感じる。
振り返るとコナンの姿があった。
「あら、来てたの?…どうしたの?」
サッカーボールを両手で抱え俯きショボンとしてる。
志保は近付き視線を合わせ、しゃがむ。
するとコナンは口を開く。
「…ごめん…」
「えっ?何が?」
コナンは庭の方を指差す…
「あらあら…」
庭の花壇に咲いていたヒマワリが首から折れていた。
「サッカーボールで遊んでたら…ぶつけちゃって…」
シュンとなる。
志保は小さな溜息をつくとコナンの頭をポンポンと叩く。
「反省してる?」
「してるよ…オマエが大事に育ってた花なのに…」
「そりゃ大事にするわよ…アナタみたいだからね」
「えっ?」
「いつも太陽に向かってるヒマワリ…
私をいつも見てくれてるアナタみたいだからね」
「志保…」
「年上を呼び捨てにして本当に反省してるのかしら?」
悪戯に笑う。
そんな志保に苦笑しつつも…
「…ごめんなさい…志保姉ちゃん…これからは気を付けます…///」
照れながら言うコナンに微笑み。
「はいはい♪いい子ね〜♪じゃご褒美に…」
そっと志保の唇がコナンの額に触れる。
「まぁアナタは枯れる事はないでしょうね…私が大事に育ってるんだから♪」
「育ってるっ育児してるみたいじゃねぇか?
大事にしてくれるの間違いじゃ…」
「あら、アナタ子供だから子育てでいいじゃない♪」
その言葉にむくれるコナン…
そんなコナンを見て笑う志保だった…

END

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