お題小説

□弱み
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阿笠邸ー
「なぁ志保〜どっか行こうぜ」
甘えた声で言う。
「研究で忙しいから無理よ」
「いいじゃんかよ〜少しぐらい〜暇で仕方ないんだよ」
「暇なら小説を読めば?」
「読み終ったのばっかだよ…」
「あっそう…」
そんなコナンを無視しパソコンにひたすら向かう。
コナンはムッ〜とし隅っこで小さくなる。
それに気付いた志保は…
「あらあら、すねちゃって…傍に居るぐらいなら、いいわよ?」
ニッコリ笑う。
コナンはゆっくりと近付き膝に乗りピッタリとくっつく…
「はいはい、良い子ね。大人しくしててね」
「こんなんで機嫌は直らないんだからな…」
ムスッとし言う。
「全く仕方ないわね…じゃあ…」
そっと優しく触れる唇…
「これで機嫌直してね。坊や♪」
「ガキ扱いすんなよ!」
「あらっすぐにスネてガキじゃない…
そんな事言って本当は嬉しいのに素直じゃないし…」
そう言われコナンはムッとするが頬を赤らめ…
「悪かったな…」
いつもこうだ…
弱味を握られてるのは俺ばかりで…
こんな風にキスひとつで機嫌直してしまう…
そう、俺はコイツだけには弱くて…
いつか絶対にコイツの弱味を…握られるんだろうか…
END


またまたコ志〜コナンは本当に子供ぽいなぁ…
蘭にじゃなく哀に甘えるのも見たいような…複雑?

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