家庭教師ヒットマンREBORN
□サボリ
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「ねぇ、そこの君。死にたいの?」
雲雀の声がどんどん恐ろしく低くなっていく。
もはや唸りだ。
あたしはさすがにヤバいなぁ…と思って起きた。
「…おはよう」
雲雀はあたしをずっと見つめている。
「君、今何の時間かわかってる?」
「英語の時間です」
「うん、君のクラスではね」
雲雀は諭すようにあたしに話し掛ける。
まったく…なんでこんなときに限って雲雀に見つかるかなぁ。
雲雀は自分のペースで話し続ける。
「つまりさ」
雲雀があたしを睨む。
「授業中なわけだよね?」
「…そーだねぇ」
「なんで屋上で寝てるの?」
*