家庭教師ヒットマンREBORN
□サボリ
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最もな言葉だった。
授業中に屋上で寝てるなんて風紀の乱れの何ものでもない。
ましてや雲雀に見つかれば「死」を意味する。
「サボらないでくれないかな?」
雲雀の妙な話し方が逆に不気味だ。
あたしは雲雀を見る。
雲雀もあたしを見る。
そいつはあたしからの返事を待っているようだった。
「はい、すみません」
っていう言葉を待っている。
でもあたしはそんなに素直な子じゃない。
雲雀が強いからって臆することなんてないと思ってる。
だって…
「お前も授業サボってるじゃん」
あたしは反省する素振りも見せずにまた固いコンクリートの上に寝そべった。
「…な!」
驚く風紀委員と雲雀。
「お、お前!なんていう口の聞き方を…!」
風紀委員の1人があたしに向かって拳を大きく振り上げたのは無理もなかった。
*