倉庫 GC-2
□140字SS
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○束の間の夢
司令室の椅子に深く身を沈め、困った様子で僕を見上げる男が一人。
「何のつもりだ、少尉?」
そんな男を椅子に押さえ付け、僕は彼の眼鏡を奪う。
「今だけ、パパの代わりになってよ」
それだけで、賢明な男は全てを理解したらしい。
仕方ないなと苦笑して、彼は僕の頭を抱き寄せた。
「いい子だな、ダリル」
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