倉庫 GC-2
□140字SS
5ページ/14ページ
○初恋が死んだ日
首にはめられた枷を引かれ、ダリルは顔を上げた。
「ただいま、ダリル」
目の前には返り血に濡れたローワンの顔があった。
「今日はお土産があるんだ」
彼はそう囁くと、見覚えのある猫耳の通信機を差し出した。
「これが欲しかったんだろう?」
血で染まったそれをダリルの髪に通し、彼は愉しそうに笑った。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ