ほんやさん

□逢えない故に君想ふ
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泣いてしまった自分に政宗はずっとあのカップルのように寄り添い涙を拭ってくれた。

今はただその手の温もりが恋しい
でももうその温もりを感じることはない
そう思うとまた悲しくなった。


邪魔になってはいけないので早々に公園から離れ家へ向かった。

ようやく家が見えてきたが何故か明かりがついている。

「つけっぱなしにしていたのだろうか」

電気代が勿体ないと思いつつ鍵を開けて家へ入るとそこにはいるはずのない人物が



「ま、さむね・・・どの?」



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