絆-きずな-
□ゲームスタート!!!
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あれから、作戦を立てる暇がなかったので、廊下を歩きながらの相談になった
まあ、大体の作戦は立てられた
行き当たりばったりになるだろうが仕方がない
おじい様達が居る客室に行くと、翔君も翼さんも運動しやすいようにジャケットを脱いでいた
「やる気満々だなぁ」
楓が言う
「そっちこそやる気やねぇ」
翼さんが私達の格好を見て言った
そりゃあ､ボディーガードを仕事としてる人達とゲームをするんだから気合いぐらい入る
「それじゃあ、全員揃ったようだからルールのおさらいをしようか」
相変わらず、どっかりとイスに座った状態で、おじい様は言った
「ゲームの内容は、このウイングを捕まえること｡
そして、ウイングを私の所に持ってきた方が勝ちだ」
そう言って手のひらのウイングを見せた
「場所は、この客室がある南棟全部」
南棟は､六階まである
客室に厨房、メイドの待機部屋などがあり､お客様をお迎えするのがこの棟だ
他にもお客様が泊まれるようにいくつか部屋がある
「制限時間は無制限で､道具や罠を使って良いのは楓と百合のみだ｡
以上何か質問は??」
みんな、無いと言う風に首を横に振った
「それでは、始めようか」
おじい様はニヤリと笑った
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