絆-きずな-


□楓のイタズラ
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流石に恥ずかしくなり、声を掛けた

「百合、今目をそらしただろ」

楓の熱い視線を感じつつも、なんとか僕は答えた

「そんな事ないよ、
ってか楓の顔が近すぎて逸らさずにはいられないって言う方が正しいかも」

楓の顔は見ずに言った

「ほー俺の事意識してるのか??」

顔は見えないが多分、不適な笑みを浮かべてるに違いない。
いや、満面の笑みかもしれない。
どちらにしろ、楓を喜ばせたことに違いはない

「違うってば!!!姉弟なんだから、それぐらいじゃ意識しないし。それより、早く作戦立てようよ!!!
時間が無くなっちゃう」

そう言うと、楓は顔を少し離してくれた

「照れなくてもいい。まぁ、それもそうだなぁ」

僕は、なんとか楓の拷問から逃れた為、ほっと安堵のため息をついた

「じゃあ、作戦なんだけど、僕的には、、、、、、」

僕は、お城の見取り図を取りに机に向かう為、立ち上がろうとした。
しかし、腰に回されていた腕によって立ち上がることが出来なかった

「か、楓???」

振り向いて顔を見れば黒いオーラに不適な笑み
俺様ワガママ王子再来!!!!!!!!

「誰が、作戦を立てるなんて言った???」

「え???だって、それもそうだなぁって、、、、」

「それもそうだなぁ、早く遅れた理由を聞かないとイケないなぁって意味だったんだが」

あぁ!!!!!!
楓の俺様魔王様モード







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