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「島についたぞ〜!!!」

「おおお〜!!」



ついたぞーたぞーぞー…おおおーおおーおー…。メリー号が着いた小さな島に、大きな大きな雄叫びが響き渡った。





「少しは静かになさい!」

「「ぱい、ずみまでん」」



しかしその数秒後、ぷっくりと顔を腫らしたルフィとウソップがいた。二人は今度はナミに怒られないよう静かに砂浜を歩く。ざくざく、ざく。踏み締める砂は白く、明るい青と相俟って目に鮮やかに映る。最初はナミの目があるため大人しくゆっくり歩いていたが、やはり耐えきれなかったのか。ひゃっほーうととび跳ねながら走り出した。遠くに行くんじゃないわよー、なんて叫ぶナミの声もきっと届いちゃいないんだろう。二人は眼前に広がる森へ颯爽と消えてしまった。



「あ〜んのバカ共…」

「まあまあ落ち着いて、ナミさん」

「ねえサンジくん、」

「はい?」

「あいつ等ちゃんとここまで、帰ってくると思う?」

「…食料探すついでに、捜してきます」



はあとため息をついたサンジの背中に頼んだわよと軽目に一発平手を打ち込む。任せてナミさん!笑顔で言うサンジも森へ入っていった。その姿を見送って、ちらりと船と島を見比べる。


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