Getting thing

□『29×15』
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『っ…鋼の!!』






漸く見つけたエドワードは、公園にいた。







『…な、なんだよ…そんなに息を切らし、て…な?!!』


『無事で良かった…本当に…っ』







エドワードの安直を知るや思わず抱きしめるロイに、驚きながらも顔が赤らむのが分かった。












『っ…ちょ、大佐…汗くさいって!!』







それを悟られまいとロイを離して顔を背ける。
ロイはエドワードの相変わらずの性格に苦笑いをこぼしながらも体を自由にしてやる。










『、あぁ…すまない…』


『ったく…。三十路近いおっさんが走んなよな…』


『私はまだまだ若い』


『はいはい…。てか何しに来たんだよ』


『最近、傷の男の目撃情報がある…君に護衛を付けなくてはならん。それに…』



















エドワードが傷の男、と耳にすると眉間に皺を寄せて『あンにゃろう…』と呟くと同時に後ろからロイに抱きしめられた。












『な?!っ、だから!!暑苦しいっつの!!』





暴れだすエドワードに対してロイの体は微かに震えていた。




いつもと違う態度のロイに、エドワードは少し心配になる。

















耳まで赤らむ。





熱がこもる。







恥ずかしい。












離れたい。
















それでも滅多に動揺を見せないロイにエドワードは、そっ…とロイの手に触れた。










『…どうしたんだよ…』


『……最近、傷の男以外に妙な事件が続いてるそうだ…。金髪の長髪のばかり狙うと言う…』


『…オレはそんなに弱くねぇよ…』


『…そうだな…。でも怖かったんだ…』


『…』


『君に何かあってからでは遅いと思った…。気が付いたら無我夢中になって走ってたんだ…』


『…ばっかじゃねぇの…』


『馬鹿で構わんさ…』



















もし君の身に何かあったら、なんて考えたら血の気が引く。








君が無事で良かった。









本当に






















良かった。




















『…好きだよ。エドワード』

















強く抱きしめ (顔が赤らむ)
































『っ、…だからオレにはそんな気はないって言ってんだろ?!!』




























『、好きだ…エドワード…』















もう離さない (耳まで赤くなりそうだ)









































『黙れよ…、』






『断る…。君を愛している…』




















耳元で甘く囁き (ヒクリと震える)























『っ…なん、で…そんな事……っ…、遊びのくせに…』


『遊びじゃない…。君が好きなんだ…。もう離したくない…』





























『、…っ……分かったよ…。オレの負けだ…』




























その言葉にロイは少し驚きつつも嬉しそうに自然な笑みをこぼした。


エドワードを優しく此方に向かせれば、頬を赤く染めた彼がいた。


思わずクスクスと笑ってしまうと、彼に頬を右手で殴られた。


でもそれさえも愛しく感じる。


そして思わず唇に口付けてしまう。




『っ…!?』



それに動じて更に顔を赤らめるエドワードに、ロイは思わず再び口付けた。























そして思う。































君が愛しい…。






































と。


















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