ようこそテイルズの世界へ

□TOWマイソロ
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「どわっ!?っとと!!」
崖から滑り落ちて行く…
しかも片手には
少し古臭い剣を持ちながら

…何で
こんな事になったんだろうって
…うん、そんな事
考えてる場合じゃないね

剣を崖に差し、
落下の速度を落としていく

…古臭いけど
大丈夫なんだろうか
この剣(汗)
…いくら軽い私でも
折れちゃうって事…無いよね

「…ミシッ」

…ん、気のせい気のせい(汗)
…ん?…気のせいじゃない
声が聞こえる?

周りを見渡すが…
背後に見えるは高い木
上を見るが空と
崖に突き刺した剣
真下は地表まであと70メーター
って所で私の足が見える
…つまり私は
剣を突き刺した所で
止まっているのだ

…斬馬刀があれば
何とかなるんだけどなぁ

…うん、やっぱり何か聞こえる


私は剣を抜き落下した

…悲鳴が聞こえる…私じゃない
となると!!

私は崖を思いっ切り蹴り
その反動で円を描く様に
空中を舞った…

「ほっと♪」
着地は自己評価10点満点♪

…悲鳴が消えたが
息を切らした感じがする

…こんなの
崖から落ちる前には無かった
…なら原因はこの剣か
…呪われてんのかなぁ
…捨てる?、っ!

生ぬるい気配を感じ
背後を振り向く
そこには…血に飢えた獣の群れ
…まいったなぁ
私の刀ならともかく…
この剣でこいつらを?
ざっとウルフ10体?…仕方ない

「正当な一刀流は
得意じゃないんだけど…
贅沢言ってられないか♪」

私はいつもの癖で
剣を中間辺りのウルフに
投げ刺した…って

「あ…
一本しか無いんだった(汗)」
何か剣から
何やってるんですかとか
叫んでるけど…ふ、
知るか!!!

すぐに剣に向かって走り出す
ウルフもこちらに向かって来るが
…私はウルフより高く跳び
頭を踏み台にして行く
そして剣を拾い構え

「一刀…旋桜下!」

回転による斬撃で
周りのウルフを切り裂く

「地斬疾空刀…連!!」
剣を地面に叩きつけ、
その衝撃と斬撃を
後方のウルフ達に向け放つ

「一刀…真刃片翼斬!!」

残りを一掃する…、…?
私は何か光るガラスを見つけた

…何これ?…ん?
レンズ?…街に行けば
換金してくれる?
ってんな事聞いたことないよ?
「…あとあんたを早く持ち主に
返したいんだけど
どこに居るか目星付く?」

私は崖を見上げた
…うん、この剣一本で
登れるとか言うレベルじゃない
雲で天辺見えない…
…よく無事だったなぁ私
…っても
普通の人間じゃないからねぇ
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