ようこそテイルズの世界へ

□TOWマイソロ
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…どうやらこの剣
『シャルティエ』によると
あの崖の向こうへ行く
予定だったらしい

そこまで行くには途中橋を
渡らなければいけないのだが
その橋が落雷で落ちてしまった

…その落雷って
本当は私みたいなのよねぇ
…この剣の持ち主
リオンってのにぶつかった際に
反射的に刀を掴んだら
シャルティエだったってこと
…背負ってた斬馬刀は多分橋

…どうしよう
さっきの様に戦闘になったら
斬馬刀は欲しいし
向こうも手慣れた剣の方が
良いに決まってる
…だが向こうが
どう動くかわからない

…………………取り敢えず
地面に散らばった
レンズをかき集めた
…路銀は欲しいもん

ふと何かを思い出し
自分のおさげの髪の毛を持った

「忘れてた…私には
これが有ったんだ♪」
レンズをかき集め、袋に入れる
…と、周りに気配がした

「…獣の気配じゃない誰?
…殺気を向けないで欲しいな」
シャルティエを
構えて気配の方へ向けた
…だが気配は一人じゃない
…複数…集団だ

…一人姿を出した

「…女、
怪我したく無かったら
武器と金とレンズ、置いていけ」
「手短にありがとう、
生憎お金は本当に無いから
この剣とレンズでいい?」

あっさりと承諾し剣とレンズを
私と相手の間に投げた
相手は拍子抜けしたのか
私に警戒心を向けなかった
そしてゆっくり
シャルティエとレンズに近づく

…今だ♪
「?!、おい!!!」
後ろから
声が聞こえたが手遅れ!
後ろに手を伸ばし髪を掴む
…これ、ウィッグで
液体金属で作ったんだよね♪
だから…私の武器にもなる!!

私はシャルティエを取ろうとした
山賊を切り飛ばす
腰まで伸びたウィッグは
私の背丈程の大剣
『斬馬刀・刃真』に変わった
すかさずレンズとシャルティエを拾い
右手に斬馬刀、
左手にシャルティエを持ち構えた

…シャルティエからは
逃げた方が良いとうるさい
…こんな奴らに
…剣は要らないんだけど面倒!

山賊達が一斉に襲ってくる
ゆっくり姿勢を落とし
距離を詰めてくる
タイミングを見計らって

「斬馬短刀…螺旋凶桜花!!」
斬撃の竜巻で全員を切り上げる

「全部峰打ちと衝撃だけだ
てめぇらが身包み置いていけ」

なるべく悪人風に
脅す様に山賊に言う
…するとどうだろうか
面白い様にお金やレンズ
しまいにゃ剣まで
置いて行きやがった

これじゃどっちが悪人だか
わかりませんねぇ…
なんてシャルティエに言われながら
拾い集めて行く
…流石に持ちきれなくなるから
街に行くことにした
…早くお金に替えたい
てか重い……重過ぎる

…街なんて行った事無いが
シャルティエが道を知ってたおかげで
無事に辿り着いた

換金してすぐに武器屋に入った
…取り敢えず
大剣、短刀、日本刀
シャルティエは背中に…いや待てよ

私はウィッグに隠す様に
シャルティエを入れた
…ちゃんと鞘付きで

「これで斬馬刀・刃真と
シャルティエは使えない…
買ったのは大剣、
短刀、日本刀二本」

背中に大剣
右腰に日本刀
左腰に短刀と日本刀
…全部で四本…うん異様だ
さらに私は背が高くない
…遠くから見たら
子供だからねぇ

次に道具屋

…え、何?
普通傷薬…だよね?
…グミって
…おやつじゃん(汗)
まぁ…取り敢えず5個ずつ

ある程度買い揃え空を見上げた
…もう夜だ
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