加藤「トミー・・・」
草野「あきひろ」
水川「ひろあき」
加藤「ひろあき」
水川「うん」
加藤「ひろあき君のお父さんって、ハゲ?」
水川「うちの親?」
加藤「うん」
水川「ハゲだよ。・・・気に入らないの?」
加藤「いやー」
水川「ハゲたらさ、ヅラかぶればいいじゃん。」
草野「50万円らしいよ」
水川「ヅラ!?」
草野「ヅラ」
水川「マジで!?時代劇とかのでしょ?」
草野「いや、普通の」
水川「一生モンなの?」
草野「うん」
増田「でもさ、妙に黒かったりしたらバレちゃうじゃん」
加藤「じゃぁ3年ごとに変えんのかな」
水川「いや、もう少しもつでしょ」
加藤「5年?」
草野「いや、やっぱ毎年変えるぐらいの勢いだと思うよ」
加藤「え?」
草野「だってさ、5年だったらヅラ変えたらその次の日とかに
   即バレじゃん」
加藤「あー」
水川「年50万・・・」
草野「40からハゲたとして、60までヅラだと20×50
   だから・・・・1000万!1000万円!!」
加藤「うそー!?」
草野「いや、分かんないけど」
水川「うちの家賃5万6千円だよ!」
草野「え、そんなすんの!?」

草野「あ、俺、家賃の相場とか分かんないや」

加藤「俺、ハーゲないっ♪」
水川「つか大体ハゲてるでしょ、男の人だと歳取ると」
増田「そうだね」
加藤「じゃぁ俺、社長になってハーゲるっ♪」
増田「おーれもっ♪」
草野「じゃぁ俺、院長っ産婦人科のっ♪」
加藤「何で?」
草野「え、なんか友達が言ってた」
水川「医者になるのって超大変なんだよ?」
草野「あ〜」
水川「すっごいお金かかんだよ?」
草野「お金・・・かかるんだ」
水川「らしーよ」
草野「そっか〜・・」

加藤「お前、あの話しなくていいの?」
増田「え?」
加藤「あのーバンドの!木田!」
草野「何だよ!」
加藤「あの!」
増田「マジで?」
加藤「だって・・・言っといた方がいいだろ?」
増田「本気?」
加藤「なんで?」
水川「何?」
加藤「言えよ」
増田「あのー、何か俺らとあきひろ君・・・あ、ひろあき君と何か
   こうバンドやろうみたいな話になって、ま、冗談じゃないんだけど
   こう、なんかまぁ遊びっていうかうん、そういう話になってて」
草野「遊びなの」
増田「いや、遊びじゃないんだけどなんかやっぱほら、初めはそうじゃん?」
水川「え、この人もやんの?」
増田「うん、うん、ドラム?」
水川「ドラム!?」
増田「う、うん、パートは今日ホント、まぁさっき決めたばっかだからホント
   適当だけど」
水川「へぇ〜・・・頑張って!」
増田「はい!」
加藤「おいー・・・」

水川「あ〜・・みんな、あ、あの人あーだからさ、帰っていいよ、ホント。
   なんか悪いし、ほら、時間も時間だし。ね?」
加藤「いや、俺ら・・あ、木田が何か」
草野「何?」
加藤「なんかトミーに用があるんじゃねぇの?」
草野「あ〜・・あ〜」
増田「あー、なんかビデオと本返してもらうとか言ってたじゃん」
水川「何やってんの〜。あー、あ、あ、ごめんね、ビデオ壊れてんのに」
草野「あ、そうなんだ」
水川「え〜どうしよっか、あーじゃぁちょっと待ってていい?私取って来よっか」
草野「え、え」
水川「あ、カバン見た?」
くさの「いや・・」
水川「よいしょ、あるかな、あ、これ?」
草野「いや、違います」
水川「じゃぁ、ほら、ある?見て!」
草野「ないみたいです」
水川「そっか、じゃぁちょっと行って来るよ」
草野「いや、あ、あの・・」
水川「あの人、動かないから」
草野「あ、ちょっと」
水川「何てやつ?」
草野「ちょっと・・・」
加藤「題名」
草野「え、題名?題名、題名、あのね、題名は題名なんかもう忘れちゃった!
あの、なんかさ、べ、ビデオ、ビデオをね、テレビがもうホント
はがれちゃって全っ然分かんないホントに。」
増田「あのカポカポしたとこが茶色いやつ」
水川「あ〜上の所がね」
草野「茶色。そうそうそう」
水川「本は?」
草野「本?本?本?本は〜!?本はあんま俺のじゃないからあの〜分かんない。
だから、うん、何、何だっけ」
加藤「知らねぇ〜よ」
草野「あっ、知らない。そっか、あの〜あの〜何だっけ、そっか、あの〜働く会社を、
働く会社を紹介します、みたいな本。だから〜あ、OL?OL、そう、OL何とか、
OL何とかっつってて、OL何とか。そう、だからね〜俺ね〜それね〜あの、あ、
トミー!トミーに頼まれてて、それで〜それを川田、川田って奴に貸して、それを
また貸して、だから俺ホント中身とか全然分かんなくて」
水川「分かった、OL何とかね」
草野「あ、はい、多分」
水川「分かった、じゃぁちょっと行って来るからさ」
草野「え?」
水川「うーんと、5分ぐらいであれするからさ、ちょっと待ってて」
草野「あっ」
水川「よいしょ!」
草野「あ、ホント!」
増田「いってらっしゃーい」
水川「いってきまーす」
加藤「いってらっしゃーい」

加藤「ごめんね?」
草野「超汗かいたよ〜なんとかごまかしたけど」
加藤「うまくごまかしたじゃん」
増田「でもトミーかわいそうじゃね?エ ロ本見られて」
草野「何で?俺より?」
増田「だって姉ちゃんに・・・なぁ?」
草野「そっか」
加藤「お前姉ちゃんと仲いいの?しゃべったりすんの?・・・ねぇ!」

加藤「あっ! ・・・くる?くる?」
草野「すかし?」
加藤「うん!・・・セクシャルハラスメーント!」
増田「やめろよ」
草野「そういう大人になるよ」
加藤「いっつも臭〜い!いっつも臭〜い!フォー!!」


加藤「姉ちゃん、本当に持ってくんのかなぁ?」
増田「それもひどくない!?」
加藤「セクハラだよなー?」
増田「ねー!そーだよ!」
草野「まぁ、ちょっと興奮するよね・・・しないか」

草野「なんかずーっといるよね」
増田「あれずっと前からいるよ」
加藤「リストラだよ、リストラ」

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