悩み事と淡い恋心

□プロローグ
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―――えっ…?



私は携帯を耳に当てたまま、動けなくなった。

時間は夜の11時を回ったところ…
アメリカにいるお母さんから久しぶりに電話が掛かって来た。

何時に無く、声に元気が無かった…
でも初めは体調の確認や学校は楽しいか?とか…
そんな他愛ない会話をしていたと思う。

お母さんは突然沈黙すると
…もう無理かも…
と言った…。


お父さんは仕事が忙しく、ここ数ヶ月すれ違いばかりで、殆ど会話も無いらしい…

疲れちゃった…と力無く笑った。


離婚するかも――


その言葉に頭は真っ白になり、私は動けなくなったのだった……

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