皆殺し編


井戸の外の世界が知りたくて。
私は井戸の底から這い上がろうとしました

井戸の外の世界が知りたくて
何度、滑り落ちて全身を打ち付けても上り続けました

でも気付きました

上れば上るほどに落ちる時の高さと痛みは増すのです

外の世界への興味と全身の痛みが同じくらいになった時
私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました



Frederica Bernkastel

表紙を開く

解説を読む

[TOPへ]
[カスタマイズ]





カスタマイズ