梅香
□一章
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俺達は今日も神様に祈りを捧げていた。
神様といってもそこら辺のお安い神様ではなく、「諏訪神社」に奉られるれっきとした神様だ。
自分なりに一生懸命祈りを捧げ、得の高いお坊さまが呪文のようなお経を唱え終わった時、それは起こった。
突然の強風と梅の花びらと共に、見た事もない着物を着た見目麗しい少女が居た。
ふわり、と優しく降ろされた少女…いや…神様の使いはそっと目を開いた。
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