梅香

□序章
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昼食も食べ終わり、多少機嫌も直った茉莉は神社の探索をしていた。

社の方に向かって歩いていると急に神主さんに声をかけられた。


…驚いてしまったのは仕方ない。

神主さんがおしゃべりなのか、何故か茉莉は社の中に入れて貰える事になった。


この神社は戦国時代の「諏訪家」が栄えた時代からあるそうだ。


神主さんが嬉しそうに話すこの神社の歴史を聞きながら茉莉は神主さんの後をついて行った。




「…ここだよ」

『…!!』


確かに、すごい。

豪勢だがけして派手ではない、凜とした雰囲気を放つその社はきっと戦国時代にはもっと凄かったのだろう。

…所々色褪せている所がある。


『…凄い』

「でしょう?

中もどうぞ」



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