梅香
□序章
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中もきらびやかだった。
未だ神々しい光を放つ護身体に威厳のある木像、天井には若干色褪せても美しいと思わせる絵…。
『…この神社は、素敵な所なんですね』
「ありがとうございます」
神主さんは笑いながら答えた。
《おいで、》
『…!!?』
「どうかしましたか?」
『いえ…、』
今…声が……聞こえた…?
…気のせいだよね??
《こっちに、おいで…》
『っ何!!??』
茉莉が振り返った瞬間一陣の風が吹き、茉莉を包む。
茉莉は意識を手放した。
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