読物

□愛と欲望渦巻く結婚式と言う戦場
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晴れやかな晴天 式場に響く鐘の音色 平和を心から願う中立オーブ首相ウズミ・ナラ・アスハが僕となり、新郎新婦へ誓いの言霊を投げ掛ける

「ウズミ(以後:ウ):健やかなる時も病める時も 喜びの時も悲しみの時も 富める時も貧しき時も これを愛しこれを敬い これを慰めこれを助け 死が2人を別かつまで、共に生きることを誓いますか?」

「パトリック(以後:パ):誓います!」

「ムルタ(以後:ム):ちょっとまて!?何で僕が空の化け物なんかと結婚なんて…」

純粋で真っ白な教会で祝福をあげるのは、新郎 パトリック・ザラ と 新婦 ムルタ・アズラエル と…

「アスラン(以後:ア):とてもお似合いですよ母上」

新郎連れ子アスラン・ザラ

「ム:僕は男だ!?」

「パ:必ず幸せにするよ」

「ム:人の話を聞けー!」

ザラ親子が花嫁の叫びを壮シカトする中、少し離れた参列席では…

「ディアッカ(以後:デ):…なぁピンク」

「ラクス(以後:ラ):ラクス・クラインですわ」

プラント中から愛される微笑ましさをただよわせた桜色の歌姫に、その歌姫の本性を知り畏怖する数少ない希少種が声を荒立てる

「デ:んな事より、何なんだ?これは」

「ニコル(以後:二):何言ってるんですディアッカ」

「カガリ(以後:カ):世界の平和への礎じゃないか!」

このありえない現実を作り出した黒幕供の希望に満ちた笑顔を受け流し、のうのうと新郎新婦+息子のやり取りを眺めていたが、やはりディアッカにはこの異様な光景は受け入れがたい事でしかなかったりする
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