10/29の日記

01:40
興苞
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「最近さ、お前綺麗になったよな」
「………は?」

口を開いたかと思えば出てきたのは、そんな言葉。

関興のあまりにも突拍子もない台詞に、張苞は一言返すのが精一杯だった。

文字通り一言。

後は眼を数回瞬きかせながら、見返す事しかできなかった。

「ホントっ、綺麗になったよな」

関興はもう一度そういうと、張苞の前髪に触れた。

ピクリと反応して、数秒先に身体が熱くなるのを感じた。

「バッ…男の俺に綺麗とか言ってんじゃねぇよっ!」

勢い良く捲し立て、関興の手を払う。

その張苞の態度に一瞬、関興は呆気に取られているようだった。

「綺麗だから綺麗って言っただけじゃんかよ?」

懲りずに口走る関興を無言で睨み付けてやった。

……が、それに効果なんてものはないだろう。

「勝手にしろ…っ」

反論らしい反論をするわけでもなく、張苞は大股にその場から離れた。

「……お前だって、男らしくなってるじゃんかよっ」

ポツリと無意識のうちに出た本音。

まだ、聞かれたくはない――。


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関興と張苞、関興と張苞っ(*´艸`)
Ver.3.1になってから関興はさらに男らしく、張苞は美人さんに(悦)
関興張苞、マジで好きですっ!!!



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