11/28の日記
08:43
馬趙 ※ちょっと裏のような
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「子供欲しくないか?」
それは唐突だった。
情事を終え、寝台の中でいつものように微睡んでいると聞こえた。
一瞬、この男は何を言ってるんだと思った。
そう思ったから、趙雲はすぐに反応する事ができなかった。
「誰と誰の子ですか?」
漸く言葉になったのはそれだった。
「俺と子龍の子」
馬超はニッコリとしながら即答。
その様子に呆気に取られたが、ふと寂しさに襲われる。
「欲しいですね、でも私たちでは…」
そう馬超と趙雲では子はつくれない。
それは最初からわかっていた事だ。
「わかってる…ごめんな、子龍」
困ったような表情を見せた馬超は趙雲に謝りながら、漆黒の髪に指を通していった。
彼に悪気がないのはわかっている。
だから、怒りなんて覚えない。
でも少しだけ、自分の性別を呪った瞬間だった。
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馬超と趙雲の息子が見たいなぁ…と思ってできたその前の話。所謂序章(笑)
息子は馬超似で二人して母趙雲を取り合うといい(´∀`)σ))Д`*)
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