SEED NOVELS

□◆軍服 2
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キラは可愛い。恋人の欲目を差し引いたとしても可愛い(力説)
普段着は勿論軍服も・・・でも先日のミニスカート姿は今迄で上位に上る位魅力的だった。
あれだけ否定していても本心では・・・



あれ以来通常のダークレッドの軍服を着ているキラだが、たまにクローゼットを開けてある一点を見ては溜息をついてる姿を見掛ける。
色々思う所があるらしく──乙女心は複雑らしい。


「───と言う訳なんだが・・・」
会議の都合ミネルバに立ち寄った。だが会議より重要と言わんばかりにキラに軍服を渡したルナマリアを見つけ出し・・・事前に話しておいた事を再度説明した。。

「じゃあキラってばそのまま?たしか整備の仕事とかもやってるもんね・・・それはまずいよねぇ」

実際そうゆう場面に出合わなければキラは気付かなそうだが、そうなった場合の事を考えるとほってはおけない。
恥ずかしさのあまり真っ赤になって泣いてしまうだろう。


「で、何か解決策は無いか?・・・一応頭では納得はしてるみたいだがあれ以来少々ふさぎ込んでてな・・・」

たかが軍服されど軍服。紅を着ているからには変な恰好はさせれない。
それにキラは可愛さを求めているのだから。


「はぁい。ちょっと待ってて。今持って来るから」




「・・・これは?」
「渡せば判るわよ。良かったわちょうど買物行く前で」
「すまないな・・・迷惑かける」
キラのためだもん。気にしないで。とルナは笑った。

「お兄ちゃん!!」
背中に乗っかってくる衝撃を受け流しながら苦笑する。
「メイリン!!!!」
「あ・・・!!ゴメンナサイ」

ここは戦艦。例え別部隊であってもイザークは隊長である。
「いや。休憩中ならば構わない」
「───でも」
「お前達が困らないのであれば構わん。メイは通信ではちゃんとしてるしな。気にするな」
それに今更メイリンにやめろと言って実行できるかといえばそうはいかないだろう。今迄さんざん言ってきたのだから。

「えへへ。で、お兄ちゃんキラちゃんは?」
「今回はこっちには来てないが・・・」
「ちぇ───つまんなぁい。会いたかったのにぃ」

「メイリンってば!!」
「ルナもそうかりかりするな」
「でも・・・」

すでに完全におんぶ状態。それはいくらなんでも密着し過ぎじゃないかと・・・本気で心配になるルナだった。
イザークとキラの事はミネルバでも有名である。そこでこれだ。どっかの馬鹿が何か仕出かしそうで不安になる。





━━━━━━━━━━━━━━・・・・キラは・・・・?

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