SEED NOVELS

□あふたーはっぴーはっぴーらいふ
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「どんな恰好してても、ちゃんと剥いてやる。全てな・・・・」


────そんな事言われたら・・・・っ!!


「良く温まってから出て来るんだぞ。着替えも用意しておく」
そう言って彼の人はバスルームから出て行った。

・・・・僕どうしたらいいのっ!!

確かにバレンタインに何も用意出来てなくって僕をプレゼントだなんて思ってたのも自分で、イザに伝えたのも自分だけど・・・
あんな反応されたら・・・僕・・・

「うぇ〜ん・・・どうしよぅ・・・」

何時までも湯舟につかってるとのぼせてしまうからそろそろ上がらないといけないのに・・・


「キラ。大丈夫か?そろそろ上がれ」
「う・・・うん」




脱衣所に出されてた着替えはイザークの物であろう、とても肌触りの良いパジャマだった。

「・・・・おっきぃ」

袖も裾もかなり長いけど僕はそのまま部屋に戻った。



「イザ。お風呂ありがと」
「出たか?ほら」
「?」
渡されたマグカップからはショコラの香り・・・
「イザ?・・・これ・・・」
「バレンタインなんだろう?まぁ、キラが知ってる風習とは少し違うんだろうけどな、本来は男とか女とかチョコとかも関係ないからな・・・」
まぁお前がチョコレートにこだわってる様だったからな用意してみた。

───とやわらかく微笑みながらそっと僕の髪を一房掴むと優しくキスをした。




Fin

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