FF13
□あいつ
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ホープはその男を見下ろしていたが、やがて小さく溜息をついた。
かがみ込み、スノウの顔をのぞき込む。
「分かりました。許してあげますよ」
突然の言葉に呆然とするスノウに、ホープはにっこり笑った。
「あなたが、ヒーローが、恥辱にまみれ、泣き叫ぶ姿を僕に見せてくれるなら、僕はあなたを許しましょう」
「何を、言って・・・」
「確かあなたには婚約者がいたんでしたよね。セラさん、でしたっけ?」
ホープは笑いながらスノウのズボンのベルトを抜き取り、シャツのファスナーをおろした。
「あなたのことだ。きっと彼女とはまだ、やって無いんでしょうね」
シャツをまくり上げ、スノウのあつい胸板に指を滑らす。
「僕がそんなこと出来ないようにしてあげます」
「はぁっ?あっ、くっ」
突如胸の突起をひねりあげられた痛みに、スノウが声を押し殺した。
「墜ちた体にしてあげますよ。彼女を思うとき、いつも罪悪感がつきまとうように」
何度も何度もこねくり回されたスノウの突起は、いつしか赤く腫れ上がっていた。
ホープが指ではじいた瞬間、スノウが小さく声をあげた。
「や、やめるんだっ。こんなこと・・・」
「恥ずかしいんですか?女みたいに胸を弄ばれて。少しでも感じてしまった事にたいして」
ホープがもう一度指先で突起をはじく。
「随分綺麗な色になって来ましたね」
ピンととがった突起は、じんじんと疼き、スノウは落ちつきなく体を動かした。