デュラララ
□ぬっこぬこにして(ry
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「しーずーちゃーん!!」
静雄は後方から響いてきた声を、身をかがめてよけた。
前方1メートル。
臨也が伸びていた
「ちょ、静ちゃん、酷くない?」
「なんで俺がお前を受け止めなきゃいけねぇんだよ」
むくれる臨也を意に介せず、静雄がポリポリと頭をかきながら歩く。
臨也は「はぁ」と溜息をつきながら立ち上がると、ポケットからなにやら取り出した。
「今日は折角静ちゃんのために良い物を持ってきてあげたのになぁ・・・」
静雄の足が止まった。
「良い物・・・?」
「あーどうしようかなぁー。池袋の連中に売りつければ軽く10は取れるなぁー。売ってこようかなぁー」
「な、なんだよ。それ」
静雄が振り返ると、臨也はひょいと手に持った物をポケットにしまった。
「ナイショ。だって静ちゃん、いらないんだろ?」
「べ、別にいらないなんて言ってねーよ」
「でも俺のこと受け止めてくれなかったって事は、俺の好意も受け止めたくないって事だよね」
「は、ちげーし。何だよ。見せろ」
静雄が手を伸ばすも、臨也は軽々とくぐり抜ける。
「そんなに欲しいの??」
「・・・ふんっ」
そっぽを向き、再び歩き始めた静雄の手を臨也が引いた。
「じゃぁ、ちょっと俺の家に来てくれるかな?てか来てくれるよね?ww」