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□特別な存在
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もうそろそろこの時間帯は私の疲れてくるころ
お店の仕事は楽なものではない、と改めて実感していると、お店に入って来たのは土方さんだった。


「あら、こんばんは、土方さん」

「ああ、久しぶりだな」


久しぶりに少しは顔立ちの良い男の方にあったと
思ったらまた貴方ですか、と軽く文句を言ってみようとしたけどダメみたいね、


なぜなら彼は簡単な挨拶を済ませると、颯爽と席に着いてしまったから


「どうしたんですか?土方さん、いつもは冷静な鬼の副長さんは今日は忙しないんですね」

「あ〜そうか?」


すると今度は煙草に火を
つけた。
誤魔化してるつもりなのかしら、妙に落ち着きがない


「今日はどんな御用でいらしたの」

「用がねぇと入っちゃいけねぇ場所なのか?ここァ」

「別にそういう訳じゃないわ、ただ、何故貴方は落ち着きがないのか気になるだけよ。言いたくないなら別に答えなくて結構ですけど」


素っ気ない言い方
本当は知りたくてたまらないクセに…
本当に可愛くない女。


「悪ィ、俺にもどうやって説明すりゃいいかわからねぇんだ」

「説明下手そうものね、だって貴方不器用な方でしょ?」

「まぁそうだな」

そう返事をすると、鬱陶しそうに頭をかく、


「話聞いてくれるか?」

「…どうぞ、」


私の返事を耳にすると、早速、話し始めた




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