自作小説2 初夏に君

□3 弟子
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まだ下校している様子はなく
校門も閉まっていた

しばらく待ち続けることになった


キンコンと懐かしい予鈴がした5分後大量の人間が一斉に学校から出てきた


あまりにたくさんの人間がでるので俺は少しパニックになった


どこだ?あの女の子は?

もしかしたら
部活とかかもしれないな・・・それは困る


いくら卒業生だろうが中に入れてくれないだろう


と、そのとき

知っている顔を見つけた



俺は中学生の中をズカズカは入り少女も途中で気づき驚いた顔をする



「わあ!昨日の青年くんじゃないかぁ!どうしたんだい?

昨日は気絶したまま放っておいたけど

大丈夫だったかい?」



俺はいきなり質問攻めにされて少し話すことを失った


「いや、その・・・・昨日のことはいいんだ・・・」

「じゃあ、なあに?」



ぱちくりと俺の答えを待つ少女

俺はそんな少女の両手をつかんで





「俺を弟子にしてください!」





後から聞いた

まるで、愛の告白をするみたいだったという










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