自作小説2 初夏に君

□プロローグ
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俺には尊敬する人間がいない

過去16年間いろんな人と関わって生きてきたが尊敬に値留守人間は一人もいなかった

普通は誰を尊敬するんだ?

父親?母親?姉貴?先生?
それとも偉人?
野口英世?夏目漱石?ヒトラー?アンネ?坂本龍馬?卑弥呼?ペリー?

どの人間の人生も俺にとっては嫌なものばかりだ

俺の今までの人生はちょっと危なっかしいものだった。5才までは普通に生きていた。

でも、環境が変わったせいか、そこから考え方が変わった。

怒りをすべて暴力に任すようになった



自慢ではないがそれなりに喧嘩は強い

1対1で負けたことはない
1対2でも負けたことはない
1対3では負けたことがある
1対4人以上はさすがにきつい


そんな感じだったので
中学ではみんなに距離をとられて、俺と人間関係を作りたがる人間は少数だけとなった。


警察や
先生には現在進行形で
よくお世話になっている

特に姉貴には迷惑をかけまくっている



俺の家族はそれなりに普通だ



俺と顔が似ていない血のつながった父親
赤の他人だった母親
腹違いの8コ上の姉貴

この環境になったのが5歳の時だ

父親は仕事で家にいることは少ない
母親は俺のことに無関心

俺の面倒を見てくれたのはいつも姉貴だった
俺が11の時姉貴は19で結婚して翌年に子供を産んだ。
たしか、明日美という名前の女の子だった。


家族が出来ても姉貴は俺のことを面倒見ている。今もずっと・・・



おっと・・・


俺のことを忘れていた





俺の名前は望月浩一



馬鹿な北原南高校の一年
売られた喧嘩は絶対に買う主義
教師からはにらまれてばかりだ。


まぁ、そんなとこかな・・







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