自作小説2 初夏に君

□1 横断歩道
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「望月、昨日5組の野田がボコられたらしいぞ!」
「ああ、そう」

少ない友達の一人の窓田がそういってきた。


「今日の朝見たんだけど、すげーぜ。包帯ぐるぐるまきで、腕つってたし」
「どこの学校の奴だよ?」


特に興味はなかったが
会話の流れに沿って聞いてみる。


「どこだっけなー。草原高校の一年だったと思う」

「へぇ。興味もないし、野田って奴も知らない」
「ちがうんだって!こっからが本題!」


じゃあ、さきにそっちを言えよ



「何だよ」
「いや、その草原の奴が「今江の学校に望月って奴いるだろ?伝えろ。明日の5時に港にある廃工場に一人で来い。絶対ってな」だって!」

「何で俺なんだよ」



溜息をつく


「おまえけっこー有名人だぞ?」

「・・・・そうなのか?」

俺は顔を上げて少し驚く。
有名人?なんで?



「まぁ、あんまり良い意味じゃないけどな・・・・・


で、行くのか?」


「ああ」



売られた喧嘩は買う主義だ


「窓田次なんだっけ」

「ああーっと・・・
数学だ・・・あっ!
しゅくだいやってねー」

「俺もだ。あと、五分。よし、


出来るところまでやろう・・」

「ちょ!教えて!」



結局5分の1も出来なくて怒られた
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