自作小説2 初夏に君
□8 夏が終わって
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夏休みも終わり
宿題なんてやってない俺は
二学期早々怒られた
そのころから
文化祭の準備ははじまる
文化祭でがんばるのは女子だ
女子が勝手にきゃーきゃー言うだけの祭り
俺には関係ないね
「おい、望月」
「なに?」
「次のHRでさ
うちのクラス
文化祭何するか決まるじゃん
何が良いと思う?」
「どうでもいい
勝手に決めればいいじゃん」
「そんなこと言ったら
女子がヤバイこと言い出すぞ
去年なんか
やる気のない男子達が
女子の意見で
女装メイド喫茶したって噂だぜ」
女装か・・・
嫌だな・・・
それは
「困るな」
「だから、何か一応考えとけって」
「めんどくさい
他の奴を当たってくれ」
「ほんと、望月は学校の行事に参加しねぇよなぁ」
ま、俺は団体行動嫌いだしな
そんなことを思いつつ
HRが始まる