図鑑所有者と選ばれしトレーナー3
□第三章 マサラタウンの激闘
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現在カイトとリュカは一番道路で昼食を食べていた。
「カイト君の料理美味しいね〜」
「そうか?ってかリュカは残さずに食べれるんだな」
「それって誰かは残してたの?」
「ん…まあな……」
俺は歯切れの悪い返事をした。
その返事に対してリュカは首を傾げた。
「どうかしたの?」
「なんでもないよ」
昼食を終え、マサラタウンに行こうとした時だった。
ドカーン!!!!
大きな爆発音と共に小さな揺れを感じた。
「な、何?」
「爆発音からするとマサラタウンの方からか!」
気づいたら俺の足はいつの間にか動いていた。
後ろからリュカの声が聞こえたが、俺は走るのを止めなかった。
「な、なんだよこれ……」
小高い丘からマサラタウンを見下ろすとそこには燃え上がる木々や数多くの悲鳴。
「カイト君ってば!」
息を切らしながらリュカが走ってきた。
「リュカ、ここで待っててくれ」
「え?」
俺はそう言うと再び走り出した。